乾漆とは



布素地➡造形➡完成

 

3分でわかるように説明します

「乾漆」とは、木地の形にとらわれず、自由に形を創り出すことができる漆技法です。
一般的な漆器は、素地に木地を用い漆を塗り重ねて仕上げるので木地の形に仕上がります。

▶乾漆の工程

➀土台となる型を作ります

②漆を含ませた麻布を型に貼り重ねます

③麻布の漆が乾いたら型から外します

④布素地の上に漆粘土で立体的な造形を施します

⑤との粉と漆を混ぜたサビ漆を全体につけ、表面を滑らかに磨きます

➅彩色して完成です

 

乾漆の概要と歴史

乾漆(かんしつ)は、漆工技法のひとつで東洋における彫像制作技法のひとつです。
源流は中国にあり、器物や彫像などの制作に用いられました。
日本では、7世紀~8世紀にかけて仏像制作に多用されましたが平安時代以降は衰退しています。
衰退の原因として「漆による皮膚かぶれの問題」「素材としての漆が高価であること」「硬化・乾燥など取扱いが難しいこと」などが考えられています。

 

乾漆の作品

雌型を型取る必要がなく、柔らかな着衣や表情の表現が可能であることから仏像制作に用いられ、その硬質で軽量な特性により多くの仏像が伝わっています。
なかでも奈良・興福寺の阿修羅像(あしゅらぞう)は有名で世界に知られています。

 

国宝 阿修羅像(あしゅらぞう)  734年造立/154.3cm/14.8kg



 

香合(こうごう) 茶道具の一種



 

乾漆のメリット・デメリット

 

特徴・メリット

「軽量」
火事の際には担いで運びだすことができました
漆は経年で枯れ込み、より軽くなります

「加工しやすい」
漆粘土による造形で、柔らかく自由な表現が可能です

「素材感が良い」
仏像の繊細な衣の線を表現ができます
漆独特の風合いは適切な管理により、経年良化します

 

デメリット

「漆かぶれ」
乾燥前の漆に触れると強いかゆみを伴う皮膚かぶれとなる場合があります

「高価な漆が大量に必要」
1本の漆の木から200cc程度しか採取できない貴重な漆を贅沢に使用します

「硬化・乾燥に高度な技術が必要」
温度と湿度を適切に管理しないと乾燥、硬化しないので専門的な知識が必要です

 

 

おススメな乾漆の使い方

贅沢な素材である漆の特別感や独自の風合いは、8世紀の仏像制作には最適でした。
現代においては、大切な記念の品や大切な方への贈り物にされるのはいかがでしょうか?
海外の乾燥した環境に耐性のある「乾漆」は、日本を代表する工芸品として国内外問わず高級ギフトとしてご提案できる漆器です。

 

乾漆の種類

乾漆には2種類あり、
作り方の違いにより「脱乾漆」と「木心乾漆」があります。

麻布を芯にして、漆粘土を1センチほどの厚みに塗り重ねて形成する「脱乾漆」と、
木に漆塗りを施す「木心乾漆」です。

 

脱乾漆(だっかんしつ)

木製の芯木で像の骨組みを作り、その上に粘土(塑土)を盛り上げて像の概形を作りこの上に麻布を麦漆で貼り重ねて像の形を作ります。麦漆とは漆に麦(メリケン粉のようなもの)を混ぜてペースト状にしたもので接着力が強いことで知られています。
おおむね1センチの厚さまで麻布を貼り重ねた張り子の像の上に、「抹香漆」や「木屎漆」を盛り上げて細部を形作ります。
大まかな形ができた時点で背面など目立たない部分を切開し、中身の塑土を掻き出して中空にしますが、大型の像の場合は補強と型崩れ防止のために内部に木枠を組むこともあります。

「軽量」「繊細な造形」のが特徴です。

 

木心乾漆(もくしんかんしつ)

脱乾漆と同様に漆を用いた造像法で天平時代以後、平安初期にかけて制作されました。
木心乾漆は、脱乾漆が収縮することを補うために考案され構造的に塑土を木彫に置き換えたものです。木彫で大体の形を彫り、漆の付着を良くするためと像の補強を兼ねて荒い麻布を張り、これに木屎漆や錆漆、糊漆を盛り上げて細部を造形します。

「安価」「スピーディーに」「量産できる」のが特徴です。

 

輪島塗ぬり工房 楽の特別な乾漆「練乾漆®」



 

当工房では、衰退した8世紀の脱乾漆技法に倣い、現代輪島塗職人のあそび心から生まれた独自技法「練乾漆®」を活用した作品をご提案しています。

厚く盛り上げて造形しても乾燥段階でひび割れない「練乾漆®」の下地は
既存の輪島塗の堅牢優美な漆表現を一新した「独自の価値観を持つ漆表現」として
ヨーロッパでも高く評価されています。

 

おススメの練乾漆®

urushibo 銅カップ×練乾漆®



 

KOKEMUSU® 変わり塗×練乾漆®

 

 

極薄酒器シリーズ 酒器×練乾漆®

 

 

抹茶椀 蟹 茶道具×練乾漆®

 

URUSHI SCREENS インテリア素材×練乾漆®

 

 

海外のお客様へ

練乾漆®招き猫

 

特別な作品もオーダーメイドいたします

練乾漆®機関車

 

練乾漆®包丁鞘

 

 

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    練乾漆(ねりかんしつ)


    生漆にコクソや米糊、輪島地の粉(焼成珪藻土)などを練り合わせて造形する茶道具制作で培った

    ぬり工房楽独自の技法です。
    乾漆についてはこちらをご覧ください。

    厚く盛りあげても乾燥工程でひび割れず、自由で立体的な表現を可能にしました。

    軽くて丈夫、保冷・保温性に優れ、海外環境や空調による乾燥に耐性があります。


    Nerikanshitu
    Wajimanuri Studio RAKU has developed “Nerikanshitsu” method from the traditional kanshitsu technique, which is a way of making forms by using composite material that consists of natural fiber for the structure and urushi as a resin. We use hemp cloth as a core, and this prevents our products from cracking in dry environment. “Nerikanshitsu” is a registered trademark of our studio.

     

     

     

    乾漆椀工程



    練乾漆(ねりかんしつ)は「ぬり工房」の登録商標になっております。


    海外環境にも耐性があり、お土産や大切な方へのプレゼントとして最適です。

    古来より伝わる乾漆技法と現代輪島塗の職人技を合わせた

    輪島塗の新しい表現で特別な時間をお楽しみください。

     

     

    なんでも作れる練乾漆®

    練乾漆®は素地から自由に造形でき、
    写真1枚からどんなものでも造り出すことができます。
    何でも作れる「輪島塗ぬり工房楽」の「練乾漆」との評判から
    埼玉県・鉄道博物館開館一周年記念の「練乾漆造・蒸気機関車」を制作しました。