能登のお祭にはかかせない、獅子頭の修理をさせて頂きました。
荒々しく舞う能登の獅子舞に使われる獅子頭は、
ぶつけたり、落としたりでどうしても傷んでしまいます。
ぬり工房 楽では、
歴史ある能登の祭りを次の世代にも継いでいくお手伝いをさせて頂いております。
表面の漆を研ぎ落し、木地が割れた箇所や漆が剥がれて木地が見えている箇所を
チェックし、布着せから丁寧に下地を施していきます。
伝統的な輪島塗の材料と技術で下地から上塗まで修理しますので
輪島塗でないものでも、仕上がったらほぼ輪島塗になりますv
下地・上塗が終わったら箔押しの作業です。
産地を超えて七尾仏壇産地で塗箔技法を修めた長男が金箔を押していきます。
1/10000mmというとても薄い金箔を扱うのは難しく、
静電気を帯びない竹製の箔箸を使って慎重に箔を置いていきます。
1万円札は0.1mmですので金箔1000枚分が1万円札の厚みとなります。
ぬり工房 楽では、金沢産の本金箔を使用しています。
馬のしっぽの毛を付けたら仕上がりです。
ピッカピカの金歯と、黒×金のねじねじの角がチャームポイント。
きれいに仕上がりました!
「お祭が伝わっている地域の子どもたちは幸せだなー」と日ごろから思っています。
地域のおじいちゃん、お父さん、お兄ちゃんに習って、
我が家の子どもたちも お祭りに参加していた頃が懐かしいです。
能登で子育てできたことは幸せでした。
御神輿や獅子頭の修理、寺社仏閣のお御堂の修理も承ります。
こちらまでお気軽にお問い合わせくださいませ。
https://raku-wajima.com/wp/mailform/
コメント